
チョコ高すぎません?
今年のバレンタインは、小学2年生の娘と一緒にチョコレート作りを楽しみました。
私は市販のチョコで楽しみたいと思ったのですが
子供は作って楽しみたいということでスーパーへ。
ところが、材料を買いに行って驚いたのがチョコレートの価格の高さです。
板チョコやココアパウダー、チョコチップなど、どれも以前より値上がりしており、
特にカカオ含有量の高いチョコレートはかなりの高騰を見せていました。
最近、食料品の値上がりが続いていますが、チョコレートも例外ではないようです。
我が家ではチョコレートそのものをそんなに買わないので衝撃的でした。
チョコレート価格高騰の背景
チョコレート価格が高騰している背景には、いくつかの要因があるようです。
1. カカオ豆の供給不足
カカオの主要生産国であるコートジボワールやガーナでは、
異常気象や病害の影響で収穫量が減少しています。
2024年にはエルニーニョ現象による干ばつが発生し、
カカオの生産に大きな影響を与えました。
また、カカオの樹木は育成に時間がかかるため、
一度供給が滞るとすぐには回復できません。
2. 生産コストの上昇
原材料価格の上昇だけでなく、カカオ農家の労働環境改善のための賃金上昇、
物流コストの増加もチョコレート価格に影響を与えているようです。
特に、国際的な環境規制の強化により、持続可能なカカオ生産への移行が求められ、
そのコストが製品価格に反映されています。
3. 需要の増加
世界的に健康志向の高まりにより、高カカオ含有チョコレートの人気が上昇しています。
さらに、アジア市場の拡大も需要増加の一因となっているようです。
チョコレート高騰によって注目される投資銘柄
チョコレートの価格高騰は、消費者視点では困ったものですが、
投資の観点からも注目すべきポイントとなりそうだと感じます。
関連する投資銘柄として、以下のような企業が挙げられそうです。
1. カカオ生産企業
カカオ豆の供給不足による価格上昇は、生産者にとっては追い風となる可能性があります。
例えば、世界最大のカカオ加工企業であるバリー・カレボー(Barry Callebaut)は、
需要増加の恩恵を受けると考えられます。
ただ、このメーカーは楽天証券やSBI証券など身近なネット証券では買えないので、
日本株でいうとカカオを輸入している商社株などに注目するとよさそうです。
現在三菱商事など大手商社が値を下げているので監視してみるのもよいかと思います。
2. チョコレートメーカー
原材料価格の上昇はメーカーにとってはコスト増要因となりますが、
価格転嫁が成功すれば業績向上につながります。
例えば、ネスレ(Nestlé)やハーシーズ(Hershey’s)のような大手メーカーは、
ブランド力を活かして価格を調整しやすい傾向にあります。
今回、我が家では明治のミルクチョコレートでお菓子作りをしました。
そこから日本のお菓子メーカーにも注目してみました。
明治HD(2269)の株価チャートはこちら

日足で見ると右肩下がり。
国内の生乳取引価格の上昇や円安進行による海外輸入原材料価格の上昇が業績に影響しているようで
特に市販用の牛乳・ヨーグルト事業が競争激化の影響で苦戦しているようです。
今回すぐに買うというわけではないですが、
監視銘柄に入れるのもよさそうです。
優待もあるので、底近辺で投資できれば良い銘柄になりそうです。
そのほか、森永製菓(2201)やブルボン(2208)、モロゾフ(2217)
などもチョコレート関連銘柄として有名ですね。
※投資を推奨するものではありません
まとめ
2025年のバレンタインは、娘と楽しくチョコレート作りをしたものの、
その裏ではチョコレート価格の高騰という現実がありました。
カカオ供給の不安定さ、コスト上昇、需要増加など、さまざまな要因が
価格に影響を与えているため、今後もこの傾向は続くかもしれません。
しかし、投資の視点から見ると、チョコレート業界の動向は面白い投資機会を
提供してくれる可能性があります。バレンタインに子供と作ったチョコを味わいながら、
こうした経済の動きを考えるのも、兼業投資家主婦ならではの楽しみ方かもしれませんね。
それではまた。
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