今回は私が投資した先を公開します!
夫のアドバイスにより今後クリーンエネルギーが増々注目されているということで
下記の2社に注目し、少額ですが投資してみました。
1社目:オクロ(OKLO)
オクロ(Oklo, NYSE: OKLO)は、革新的な小型モジュール炉(SMR)※を利用した原子力発電技術と核燃料のリサイクルに取り組む企業で、最近、特にデータセンターとAIの急速な成長によるエネルギー需要増大に伴い注目を集めています。Okloの株価は2024年に約120%上昇し、現在も多くの投資家から関心を集めています。
Okloの事業モデルの特徴として、自己所有・運営方式による安定的なエネルギー供給があり、大手IT企業やAI関連企業との提携が進んでいることも成長を支えています。また、アメリカエネルギー省(DOE)からの承認や、Idahoにおける発電施設のサイト調査合意なども、今後の事業展開に対する信頼性を高める要因となっています。
一方で、投資家にはいくつかのリスク要因も考慮が必要です。Okloはまだ商業化の初期段階にあり、規制や財務面での課題もあるため、同社の成長には一定のリスクが伴います。また、技術的な成功が収益性に直結するまでの期間が不透明なため、投資には長期的な視点が求められるでしょう。
将来的にはAIやデータセンター市場のさらなる成長とともに、核エネルギー技術への需要も高まると期待されており、Okloの株価は引き続き注目される可能性がありますが、現状の高騰にはリスクを含んだ慎重な判断が必要です。
株価の見通し
Okloの株価は2024年に大きな上昇を見せましたが、アナリストによる12か月間の目標株価は約10ドルと設定されており、現状の株価(約24ドル)からは大幅な下落が見込まれています。このギャップは、Okloが現在注目を集めている一方で、依然として商業的成功が不透明であると見なされているためです。また、同社は2024年11月14日に第3四半期の決算発表を予定しており、今後の進展次第で市場の反応が大きく変わる可能性があります。
財務状況と成長
Okloはまだ利益を上げておらず、2024年時点で売上もほとんどありません。また、1年間で約5.64億ドルの損失を計上しており、財務状況は脆弱です。負債も多く、収益化には複数の規制クリアや商業契約の獲得が必要です。一方で、米国エネルギー省(DOE)からの設計承認を取得するなど、将来的な成長への布石は整いつつあり、今後の進展によっては成長が期待されます。ただし、現時点での利益の見通しは少なくとも3年先とされており、長期的な投資が求められます。
投資リスクと機会
Okloの強みは、小型モジュール炉(SMR)という次世代型のクリーンエネルギー技術を提供し、AIやデータセンター市場などのエネルギー需要の増加に対応できることです。また、米国政府からの支持を受けており、環境に優しいエネルギー技術として注目されています。しかし、同社は新興企業であり、ビジネスモデルの確立や収益化にはリスクが伴います。さらに、株価のボラティリティが高く、短期的には大きな価格変動が見込まれるため、リスク許容度が高い投資家向けの銘柄といえます。
総じて、Okloは将来的な成長ポテンシャルを持ちながらも、短期的な株価の下落リスクや財務の不安定さを抱えています。
※SMR(小型モジュール炉)は、「Small Modular Reactor」の略で、従来の大型原子炉に比べてはるかに小型でモジュール化された構造の原子炉を指します。SMRは、従来の原子炉よりも少量の燃料で動作し、構造が簡素であるため、効率的かつ安全性の高い運用が期待されています。また、サイズが小さいため、既存のインフラと組み合わせやすく、複数のユニットを追加することで柔軟な出力調整が可能です。
SMRの特徴と利点
- 小型・分散型:SMRは、従来型の原子炉に比べてコンパクトであり、都市や産業用の分散型エネルギーシステムに適しています。
- モジュール化による設置の迅速性:工場で製造されたモジュールを現地で組み立てる方式により、設置が迅速で効率的です。
- 安全性の向上:最新の安全技術が取り入れられ、事故リスクが従来型よりも低いとされています。たとえば、自然循環による冷却システムを採用することで、冷却系の停止によるリスクを最小化しています。
- 経済性:小規模な投資で開始できるため、少数のユニットからスタートし、需要に応じて増設が可能です。
エネルギー転換とSMRの役割
近年の脱炭素化への取り組みに伴い、クリーンエネルギー源としての注目が高まっています。SMRは再生可能エネルギーと組み合わせたハイブリッドシステムとしても活用可能で、特に安定したエネルギー供給が求められるAIデータセンターなどに導入されることが期待されています。
2社目:コンステレーション・エネルギー(CEG)
コンステレーション・エネルギー(Constellation Energy Corporation、NASDAQ: CEG)は、米国で主に原子力を含む再生可能エネルギーや天然ガスを利用した電力供給を行う大手エネルギー企業で、特に脱炭素化への貢献を目指しています。CEGは2024年の1年間で株価がほぼ100%上昇し、市場からの関心が高まっています。この背景には、同社が安定した成長を続けていることに加え、低ボラティリティ(β値0.78)のため、投資ポートフォリオにとってリスクが低めとされていることが要因とされています。
株価の見通し
CEGの株価目標は、アナリストによると235ドルから342ドルと幅があり、平均目標価格は285.75ドルで、現在の株価(約239ドル)から約19%の上昇が見込まれています。また、アナリストの評価は「買い」が多く、今後も安定した成長が期待されています。
財務状況と成長
2024年の収益は約239億ドル、純利益は28.6億ドルで、1株当たり利益(EPS)は9.02ドルとなっています。これは、前年に比べ大幅な成長を示しており、来年も約6%の増加が見込まれています。一方で、負債も多く、総負債は84億ドルに達していますが、自己資本比率は比較的健全な水準を維持しています。
投資リスクと機会
CEGの成長を支える要因には、米国内での脱炭素政策の推進や原子力と再生可能エネルギーへの需要増加がありますが、一方で運営コストや規制対応、資本支出が大きいため、フリーキャッシュフローがマイナスである点はリスクとされています。今後のエネルギー需要増加と政策支援により、さらなる成長機会がある一方で、経済的な不確実性には引き続き注視が必要です。
まとめ
今回は今注目されているSMRの分野に強い2銘柄の紹介をしました。
まだまだ開発途上の分野ということもありボラティリティが高く、
長期での保有が望ましいとされていいることから、
私も数年は持つ覚悟で購入しました。
金額は余剰資金の範囲で日本円でどちらの銘柄も10万円程度です。
もう少し余裕があったら買い増しするかもしれませんが、
決して投資をおすすめするものではありませんのでご注意ください。
投資については自己責任でお願いします。
それではまた遊びに来てください。
コメント